【アラスカ・フェアバンクス一人旅】2日目:オーロラツアー(2回目)

2日目のオーロラツアーは、1日目にすごいオーロラを撮影できた(自分的に)ので気持ちの余裕があり、今日も撮影を楽しもう!という感じで行きました。欲を言えば肉眼でもはっきり見えるオーロラを見てみたいけど、どうなるかな?

2日目はロス在住の日本人男性Xさんと一緒でした。ロッジに着いた時はまだオーロラがでていなかったので、ロッジの中を撮影したり、お話ししたりして過ごしました。

河内さんの手作りのロッジは5年くらいかけて作ったとか。すごい!としか言えません。薪ストーブは温かくてチリチリいう音が心地よく、柔らかい光の色が穏やかな気持ちにさせてくれる気がします。薪ももちろん自分たちで木を切って作るのだそう。

これ全部作ったと言われてもピンとこない位です(河内さんは大工さんではないです)。欄間のトンボの彫刻や光の当て方、至るところにこだわりと愛情が感じられて、温もりを感じる空間です。

奥には長椅子の上に寝袋が置いてあって、疲れたり眠くなったらここで休めます。梯子をのぼると昨日私が使わせていただいたロフトがあります。

水道はなく、トイレは離れにあるおがくずトイレ。富士山などでも使われているそうです。臭いもしないし、暖房が完備され、手を洗う代わりに除菌ジェルが用意されていて、慣れればわりと快適です。

弱めのオーロラがでていました。フェアバンクス市内では曇っていても、ここはわりと晴れることが多いみたいです。星がみえているのに雪がふってくることもあって、不思議で幻想的でした。

河内さんは先住民と人達とクジラの解体をしたこともあるそうです。ここに来てみて、河内さんご夫妻に実際にお会いしてみて、アラスカの自然と共に生きているということがどういうことなのか、少しだけそのエッセンスを感じることができたような気がします。

日本で暮らしていると便利で快適で、それが当たり前になっているとわからないんだけど、こうやって全然違う世界にきてみると、いつもの暮らしがどこか地に足のつかないような、心もとない落ち着かないもののように思えてきます。

どちらが良い悪いとかではなく、いつもとは違う世界に来て、それまでとは違った視点や感覚が自分の中に芽生えるのが旅の愉しみでもあり、ここに来れてよかったなとしみじみ幸せにひたっていました。

オーロラがでてきたので、一緒に撮影してみました。30秒動けない…。

ネイチャーイメージさんでは一人$25でオーロラをバックにした記念撮影もしていただけるそうです。プロが撮影・補正してくれるからかなりきれいです(昨日のファミリーの画像をちらっと見せていただきました)。私は自分の写真はちょっとぼんやりしてるくらいが丁度いいので、これで満足。

オーロラを待つ間、ロス在住の日本人Xさんともいろんな話をしました。アメリカでの暮らしやトラブル、医療や教育の日本との違いや、ひとり旅の楽しさ、行きたい旅先や過去の旅の話、仕事や生き方について…楽しい話から深い話まで学生のときのように夜通し語ってしまいました。初対面なのにXさんが話上手だったのでついどんどん聞いてしまい、寝かせないという…。今このタイミングでしか出会えなかっただろうと思うと、なんだか寝るのが惜しくなってしまうんですよね。

昨日とはまた違った表情のオーロラ。見飽きません。

さすがに明け方眠くなったので2時間ほど寝袋で寝て、朝7時頃にホテルまで送ってもらいこの日は終了。

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